NBAジャパンゲームズ 2022が開催決定!過去のジャパンゲームズを振り返る。Part 1

History

3年ぶりにNBAジャパンゲームズが開催されることが発表されました。ステフィン・カリー率いるゴールデンステート・ウォリアーズと八村塁が所属するワシントン・ウィザーズが対戦するプレシーズンゲーム2試合が、2022年9月30日(金)と10月2日(日)に「さいたまスーパーアリーナ」で実施されます。
この記事では、8回目となるNBAジャパンゲームズの歴史を振り返ります。
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1990年 フェニックス・サンズ vs ユタ・ジャズ

前年のウエスタン・カンファレンス4位のユタ・ジャズと5位のフェニックス・サンズが来日。
カール・マローン、ジョン・ストックトンを擁するジャズ、一方でケビン・ジョンソン、トム・チェンバース率いるサンズの試合は、北米4大プロスポーツリーグのレギュラーシーズンの試合で初めて北米以外で開催された試合でもありました。

1試合目はチェンバースが前年27.2得点の得点力を見せつけ38得点、10リバウンド、ジョンソンも29得点、10アシストを記録し、119-96の大差でサンズが勝利。
2試合目はマローンが29得点、14リバウンドと奮闘し、スターター4人が二桁得点のバランスの良いオフェンスで102-101でジャズが接戦をものにしています。

1992年 シアトル・スーパーソニックス vs ヒューストン・ロケッツ

前年のウエスタン・カンファレンス6位のシアトル・スーパーソニックスと9位でプレイオフを逃したヒューストン・ロケッツが来日。
ショーン、ケンプ、リッキー・ピアース、若かりしゲイリー・ペイトン率いるソニックス、一方でアキーム・オラジュワン率いるロケッツ。夏のバルセロナオリンピックでのドリームチームの影響もあり、世界中でNBAブームが巻き起こった年でもありました。

1試合目はケンプが29得点、20リバウンドの大活躍、ピアースも19得点を記録し、111-94の大差でソニックスが勝利。オラジュワンも21得点、17リバウンドで奮闘しましたが、ベンチメンバーがバランスよく活躍したソニックスに及びませんでした。
2試合目はケンプが20得点、12リバウンドに加えて、ネイト・マクミランが24得点の大活躍で、89-85の僅差でソニックスが2連勝しています。

1994年 ポートランド・トレイルブレイザーズ vs ロサンゼルス・クリッパーズ

クライド・ドレクスラー、クリフォード・ロビンソン率いるプレイオフ常連チームのブレイザーズにスター不在のクリッパーズ、対照的な2チームの来日となりました。
シーズン中盤にはドレクスラーがロケッツに移籍し、ブレイザーズは徐々にチーム力を落としていき、クリッパーズはシーズン17勝しかあげられず、長い低迷期に突入するのでした。

1試合目はドレクスラーが26得点、8リバウンドの大活躍、ロビンソンも22得点を記録し、121-100の大差でブレイザーズが勝利。
2試合目もドレクスラーが41得点、7リバウンド、6アシストと大爆発。ロッド・ストリックランドも23得点、14アシストを記録し、112-95の大差でブレイザーズが危なげなく2連勝しています。

1996年 オーランド・マジック vs ニュージャージー・ネッツ

オフにシャキール・オニールが移籍したものの、依然として強豪のアンフィニー・ハーダウェイが率いるマジックと、低迷期が続くネッツが来日。初めて東京ドームで開催されたこの2試合は、合計8万人弱の観客が観戦したビッグイベントになりました。
この年、ハーダウェイは膝の怪我で23試合を欠場、翌年も63試合欠場するなど、マジックの短い黄金期はシャックの移籍とハーダウェイの怪我で終わりを告げるのでした。

1試合目はハーダウェイが23得点、8リバウンド、ホーレス・グラントが12得点、10リバウンドと主力が活躍し、108-95でマジックが完勝。ネッツはケンドール・ギルが22得点、ショーン・ブラッドリーが18得点、11リバウンドと奮闘するも及びませんでした。
2試合目もハーダウェイが29得点、グラントが18得点、13リバウンドを記録し、86-82で逃げ切ってマジックが2連勝しています。

1999年 サクラメント・キングス vs ミネソタ・ティンバーウルブズ

リック・アデルマン体制になって強豪チームへと変化を遂げつつあるキングスと、ケビン・ガーネット加入以降プレイオフ常連となったウルブズが来日。

1試合目はクリス・ウェバーの15得点、15リバウンドを筆頭に6人が二桁得点をあげたキングスが、100-95でウルブズに勝利。ガーネットが34得点、17リバウンド、テレル・ブランドンも18得点、12アシストを記録しましたが、僅かに届きませんでした。
2試合目はガーネットが31得点、12リバウンド、ブランドンも15得点、13アシストと活躍し、114-101でウルブズが勝敗をタイに戻しました。キングスはウェバーが22得点、10リバウンドをあげるも及ばず、2連勝とはなりませんでした。

2003年 シアトル・スーパーソニックス vs ロサンゼルス・クリッパーズ

ゲイリー・ペイトンが去り、ラシャード・ルイスのチームと生まれ変わったソニックスと、若手の有望株が集まっているも勝てない日々が続くクリッパーズが来日。共にジャパンゲームズ2回目となるチーム同士の対戦となりました。
前シーズン共にプレイオフを逃しているチーム同士の対戦となったため、これまでのジャパンゲームズとは注目度の異なる年でした。しかし2試合目、ルイスが偉大な記録を打ち立て、その注目度を一気に押し上げました。

1試合目はルイスが25得点、ロナルド・マレーが24得点をあげ、109-100でソニックスが勝利。クリッパーズはエディ・ハウスが22得点、エルトン・ブランドが21得点、15リバウンド、コーリー・マゲッティが21得点と3人が20得点以上あげましたが、勝利はなりませんでした。
2試合目はルイスがキャリアハイとなる50得点、マレーも22得点をあげ、124-105でソニックスが快勝。クリッパーズはエースのブランドが欠場し、マゲッティが26得点、クエンティン・リチャードソンも19得点と気を吐きますが2連敗となりました。ルイスの50得点は、ジャパンゲームズ史上でも最多得点となっています。

2019年 トロント・ラプターズ vs ヒューストン・ロケッツ

昨シーズン優勝したものの、エースのカワイ・レナードが移籍したラプターズと、サンダー時代以来のコンビとなるジェームズ・ハーデンとラッセル・ウエストブルックを擁するロケッツが来日。
16年ぶりの開催となったジャパンゲームズは、レギュラーシーズンではなくプレシーズンの試合として行われました。

1試合目は昨シーズンMIPを受賞した新エースのパスカル・シアカムが24得点、11リバウンドを記録し、134-129でラプターズが勝利。ハーデンは34得点をあげましたが、リバウンドで54-35と大差をつけられ、ロケッツは敗北しました。
2試合目はハーデン、ウエストブルックが共に22得点をあげたロケッツが118-111で勝利。ラプターズはノーマン・パウエルが22得点をあげるも接戦を落としました。

2022年 ゴールデンステート・ウォリアーズ vs ワシントン・ウィザーズ

3年ぶりのジャパンゲームズも前回に引き続きプレシーズンマッチ。NBA最高峰の選手のステフィン・カリー、スプラッシュブラザーズの相方であるクレイ・トンプソン、チームを支えるドレイモンド・グリーンを目の前でみるチャンス、そして八村塁の凱旋でもあります。
オフにどういう動きがあるかは分かりませんが、今から楽しみですね!

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