「ポイント・ゴッド」クリス・ポール。所属した4チームで球団最高勝利数を更新。クリス・ポールの歴代チーム成績を振り返る。

Record

4月5日、レイカーズ戦でサンズが勝利し、シーズン63勝目を記録。サンズはシーズン勝利数の球団記録を更新しました。
これにより、クリス・ポールは所属した4チームで、シーズンの球団最高勝利数を更新しました。NBA史上初のこの記録は、「ポイント・ゴッド」のニックネームが示す通り、まさしくチームを勝たせるPGの証左でしょう。
この記事では、デビュー年からのクリス・ポールのチーム成績を振り返ります。

2005-2011 ニューオーリンズ・ホーネッツ

2005年ドラフト1巡目4位指名でホーネッツに入団したポールは、デビュー年から正PGとして78試合に出場。16.1得点、7.8アシスト、5.1リバウンドを記録し、新人王を獲得。
前年18勝のホーネッツを38勝まで成績を伸ばし、ポールの伝説が始まります。そして3年目の2007-2008シーズン、56勝をあげ球団記録を更新。ポールもアシスト王、スティール王を獲得しました。

2004-2005 18勝64敗 プレイオフ進出せず ポールの加入前
2005-2006 38勝44敗 プレイオフ進出せず 16.1得点、7.8アシスト、5.1リバウンド、2.2スティール
2006-2007 39勝43敗 プレイオフ進出せず 17.3得点、8.9アシスト、4.4リバウンド、1.8スティール
2007-2008 56勝26敗 カンファレンス・セミファイナル敗退 21.1得点、11.6アシスト、4.0リバウンド、2.7スティール
2008-2009 49勝33敗 1回戦敗退 22.8得点、11.0アシスト、5.5リバウンド、2.8スティール
2009-2010 37勝45敗 プレイオフ進出せず 18.7得点、10.7アシスト、4.2リバウンド、2.1スティール
2010-2011 46勝36敗 1回戦敗退 15.9得点、9.8アシスト、4.1リバウンド、2.4スティール

2011-2017 ロサンゼルス・クリッパーズ

2011年のオフにクリッパーズに移籍したポールは、ブレイク・グリフィン、ディアンドレ・ジョーダンらと「ロブ・シティ」クリッパーズを形成。チームをプレイオフ常連の強豪チームに押し上げました。

2011-2012 40勝26敗 カンファレンス・セミファイナル敗退 19.8得点、9.1アシスト、3.6リバウンド、2.5スティール
2012-2013 56勝26敗 1回戦敗退 16.9得点、9.7アシスト、3.7リバウンド、2.4スティール
2013-2014 57勝25敗 カンファレンス・セミファイナル敗退 19.1得点、10.7アシスト、4.3リバウンド、2.5スティール
2014-2015 56勝26敗 カンファレンス・セミファイナル敗退 19.1得点、10.2アシスト、4.6リバウンド、1.9スティール
2015-2016 53勝29敗 1回戦敗退 19.5得点、10.0アシスト、4.2リバウンド、2.1スティール
2016-2017 51勝31敗 1回戦敗退 18.1得点、9.2アシスト、5.0リバウンド、2.0スティール

2017‐2019 ヒューストン・ロケッツ

2017年のオフにロケッツに移籍したポールは、ジェームズ・ハーデンとデュオを組み、リーグ最高成績の65勝を記録。王朝を築いていたウォリアーズを追い詰めましたが3勝4敗で敗北。惜しくもファイナル進出はなりませんでした。

2017-2018 65勝17敗 カンファレンス・ファイナル敗退 18.6得点、7.9アシスト、5.4リバウンド、1.7スティール
2018-2019 53勝29敗 カンファレンス・セミファイナル敗退 15.6得点、8.2アシスト、4.6リバウンド、2.0スティール

2019-2020 オクラホマシティ・サンダー

2019年のオフ、ハーデンと嚙み合わなかったポールはトレードでサンダーへ移籍。前シーズンの主力であったラッセル・ウエストブルック、ポール・ジョージを放出。チームを解体し、再建へと向けたと誰もが思いましたが、ポールを中心にチームは躍動。カンファレンス5位までのぼり詰め、古巣のロケッツ相手にプレイオフで7戦目までもつれるなど、サプライズチームとなりました。

2019-2020 44勝28敗 一回戦敗退 17.6得点、6.7アシスト、5.0リバウンド、1.6スティール

2020-2022 フェニックス・サンズ

前シーズンの躍動もあり、評価を取り戻したポールはオフにトレードでサンズへ移籍。前シーズンは34勝ながらバブルで8戦8勝を記録し、期待値が上がっていたチームに迎えられました。
デビン・ブッカー、ディアンドレ・エイトンらの若手をまとめ上げ、チームはファイナルまで進出するサプライズチームへと変貌しました。
そして今シーズン、リーグ最高成績を独走しています。

2020-2022 51勝21敗 ファイナル敗退 16.4得点、8.9アシスト、4.5リバウンド、1.4スティール
2021-2022 64勝17敗 ??? 14.7得点、10.8アシスト、4.4リバウンド、1.9スティール
※2022/4/9の残り1試合の時点の数値です。

まさしくチームを勝たせるPGであるポールですが、NBAチャンピオンはまだ獲得していません。昨シーズン初めてファイナルに進出しましたが、2勝4敗でバックスに敗北しました。
今シーズンはリーグ最高成績を記録し、独走しているサンズ。
念願のNBAチャンピオンに輝く姿を期待せずにはいられません。

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