3年ぶりにNBAジャパンゲームズが開催されることが発表されました。ステフィン・カリー率いるゴールデンステート・ウォリアーズと八村塁が所属するワシントン・ウィザーズが対戦するプレシーズンゲーム2試合が、2022年9月30日(金)と10月2日(日)に「さいたまスーパーアリーナ」で実施されます。
この記事では、8回目となるNBAジャパンゲームズの歴史を振り返ります。
前回の記事は歴史を振り返ったものでしたが、この記事では主要スタッツの歴代記録を振り返ります。
※2019年はプレシーズンマッチのため、記録からは除外しています。
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1試合あたりの最高スタッツ
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得点はラシャード・ルイスが2003年に記録した50得点、こちらはキャリアハイの数字となっています。ゲイリー・ペイトンが抜けた直後のソニックスのエースとして、その力を見せつけました。
リバウンドはショーン・ケンプが記録した20リバウンド。レインマンとして全盛期を迎えていたケンプはこの試合で20-20を達成し、これはジャパンゲームズでも唯一の記録となっています。
アシストはロッド・ストリックランドが記録した14アシスト。後のアシスト王のアシスト能力が垣間見えた記録でしょう。ドレクスラーを支えるPGとして、ブレイザーズを支えた選手でもあります。
スティールはネイト・マクミランとクライド・ドレクスラーが記録した5スティール。ドレクスラーはこの試合で41得点、7リバウンド、6アシスト、5スティールと超人的な活躍をし、マクミランもこの試合、24得点、7リバウンド、5アシスト、5スティールと脅威的な活躍をしています。後に永久欠番となる2人の、万能な才能が披露されたといえるでしょう。
ブロックはショーン・ブラッドリーが記録した10ブロック。後のブロック王に輝くブラッドリーの1試合10ブロックは、NBAの試合でもなかなか見ることができない数値です。
1試合あたりの得点 TOP5
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1位は先ほどのルイスの50得点。2位はドレクスラーの41得点で、5スティールを記録した試合で40点越えを達成しています。
3位はトム・チェンバースの38得点。前年27.2得点でオールNBA2ndチームに選出されたチェンバースは、この試合でもチームのエーススコアラーとして存分の力を発揮しました。
4位は若かりし頃のケビン・ガーネットの34得点。前シーズンで初めてシーズン20得点、10リバウンドを達成したガーネットは、前年からの9年間、この数値を維持し続けます。
5位はメイルマンことカール・マローンの33得点。ストックトンとのコンビは健在で前年31.0得点を記録した力を発揮しています。
1試合あたりのリバウンド TOP5
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1位は先ほどのケンプの20リバウンド。ジャパンゲームズで唯一の20-20を達成しています。
2位はジェイソン・ウィリアムスの18リバウンド。94-95シーズンまではロールプレイヤーでしたが、95-96シーズンでベンチ起用ながらシーズン10.0リバウンドを達成。この年には13.4得点、13.5リバウンドを記録するなど、リバウンドマシーンとしての才能が開花しました。ウィリアムスは16リバウンドで5位にも入っています。
3位はアキーム・オラジュワンとケビンガーネットの17リバウンド。活躍はするがチームはプレイオフで勝てない時期のオラジュワンではありましたが、その力は間違いなくリーグトップクラスでした。ガーネットも後にリバウンド王となる片鱗をみせつけています。オラジュワンは16リバウンドで5位にも入っています。
1試合あたりのアシスト TOP5
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1位は先ほどのストリックランドの14アシスト。アシストに加えた攻撃力でブレイザーズを支えた名選手でした。
2位はテレル・ブランドンの13アシスト。オールスター2回選出の名PGは前シーズンの途中にウルブズに移籍し、ガーネットとコンビを組んでいます。ブランドンは12アシストで3位にも入っています。
3位はジョン・ストックトンとブランドンの12アシスト。歴代アシスト数、歴代スティール数でも1位となったストックトンは、マローンとのコンビでジャズの全盛期を築き上げました。
5位はケビン・ジョンソンの10アシスト。リーグ屈指の攻撃的PGであるKJは、チェンバースとのコンビでサンズを強豪チームへと押し上げました。
1試合あたりのスティール TOP5
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1位は先ほどのマクミランとドレクスラーの5スティール。共にこの試合は他のスタッツも大爆発しており、その相乗効果での記録ともいえるでしょう。
3位は4選手が4スティールを記録しています。グローブことゲイリー・ペイトンが持ち前のディフェンス力を見せて記録、1996年にはダレル・アームストロングとニック・アンダーソンのマジックの2人がそれぞれ記録しています。2003年にはヒッグマンながら3PTを得意としたウラジミール・ラドマノビッチが記録しています。
1試合あたりのブロック TOP5
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1位は先ほどのブラッドリーの10ブロック。この試合、得点は6得点ながらも10リバウンドを稼ぎ、リバウンドとブロックのダブルダブルを達成しています。
2位は他のランキングでも頻繁に登場するオラジュワンとエルトン・ブランドが8ブロックを記録。7フッター(213cm)であるオラジュワンはまだしも、203cmであるブランドのこの記録は驚異的でしょう。
4位は再びオラジュワンと、ロバート・オーリーが4ブロックを記録しています。ビッグショット・ロブことオーリーがこれだけブロックをするのは珍しい試合といえるでしょう。
今回はNBAジャパンゲームズの主要スタッツの1試合あたりの記録を振り返ってみました。納得の選手もいれば、意外な選手もいたのではないでしょうか?
次の記事では、主要スタッツの通算記録を振り返ってみます。
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